約2年半の歳月を経て、ほぼ完成した床面積約30坪の家。

茶色に見える壁は、杉板の「下見張り」です。

屋根上に突起している直方体は、薪ストーブの煙突囲いです。

ちなみに、私が行ったのは、棟上げまでの木工事です。
(一部、玄関のタイル張りや室内壁の珪藻土塗等の内装工事も行いました)

基礎工事・電気工事・水道工事など「餅は餅屋」に依頼しました。

自分で木工事をする

自分で墨付け・刻みを入れた部材(柱、梁など)は、全て自分の所有する山から伐り出した杉・赤松・落葉松を製材したものです。赤松・落葉松は、乾燥するにつれ「曲がり・よじれ」が生ずるので二度製材しました。
柱は4寸、桁は4寸×5寸、梁は4寸×8寸・4寸×8.5寸です。

模型の製作

「家の模型(縮尺:1/50)」 を作りました。

私のような素人は、平面図・立面図から墨付け、「刻み」をするのは大変です。
この模型を見ながらだと分かりやすいです。

できることなら、模型を製作することをお勧めします。

墨付け

初めて、継手(追っ掛け大栓・しりばさみ、台持ち)・仕口(蟻掛け、登り梁、差し鴨居)等の墨付けをしましたが、 それは、そう難しいものではなかった。ただ、 隅木と母屋のねじ組みの墨付けは、よくわかりませんでした。

刻み

束・繋ぎ張りの「刻み」

柱・梁の「刻み」

梁の追掛け大栓継ぎ

架構(軸組み)

架構(軸組み)は、地震に対し強そうな伝統構法の「折置き組み」にしました。

柱の上に「梁」を乗せその上に「桁」を架ける「折置き組み」

1階居間から2階の納戸を見上げた柱、梁、桁、束、繋ぎ梁の架構

2F納戸の「登り梁」

8寸の梁と「差し鴨居」

架構

箇所架構の形態
梁と桁渡りあご
柱と担ぎ梁傾ぎ大入れほぞ差し
小屋組み(納戸)合掌組み
土台(出隅)えり輪小根ほぞ差し
土台(その他)あり掛け
鴨居差鴨居
軒桁ねじ組み

継手

箇所種別
梁と桁追掛け大栓継ぎ
土台しりばさみ継ぎ

ほぞ

箇所ほぞの形状
二重ほぞ、平ほぞ

建築資材の調達

土台・柱・梁等の軸組み材及び「下見張り」に使用した杉板は、そのほとんどを自分の山林から伐り出した原木を製材したものです。 その他の内装材、窓等の建築設備は、地元の建材店から調達しました。